学校長挨拶
吹田市立西山田小学校は、昭和54年(1979年)に開校し、今年で創立45年目を迎えます。開校時は461名の児童でスタートし、ピーク時には1448名の児童が在籍しましたが、今年度は新1年生55名を含め、全校児373名で、年々減少傾向です。 本校は、吹田市の中央部の閑静な住宅地にあります。学校の南側は樹木に囲まれており、吹田市の天然記念物であるヒメボタルの飛び交う様子も見られる自然が豊かな地域です。毎年5月中旬から6月初旬頃には、他の地域からも多数の方が、ヒメボタルを見に来られます。 学校教育目標は「つながる力を育もう~つながろう 友だちと、地域と、社会と~」としました。子どもたちは、日々の学びや生活の中で多くの人と出会い、関わり合いながら成長していきます。その中で、友だちとの絆を深め、地域の方々とのつながりを大切にし、さらには広い社会との関わりを意識できる力を育んでまいります。学校の主役は子どもたちです。子どもたち一人一人は、個性が違い、それぞれの得意不得意も違っています。子どもたちが、それぞれの良さを認め合い受け入れ合っていき、自分も友達も大切にできる子どもたちへと成長していくことを願っています。どのような時代であっても子どもたちが人とのつながりを持ち、豊かな心を育む教育活動を通して、子どもたち同志が互いに認め合い、支え合いながら、未来に向かって力強く歩んでいけるよう支援してまいります。 本校の今年度の研究テーマを、「つくる学び」~ことばをつなぐ、考えをつなぐ、人をつなぐ授業を通して~としました。授業において、教師が教え、子どもたちが受けていくという受動的なあり方だけでなく、子どもたちが主体的に学びの作り手となるように研究を進めていきたいと思います。 生活指導上の課題を克服していくために、2022年度に改定された生徒指導提要を参考に「開発的な生徒指導」のあり方を模索していきます。具体的には、成長を促す指導として、昨年度に引き続き、PBS(Positive Behavior Support;積極的な行動の支援)を推進すると同時に、「予防的な生徒指導として」吹田 GR・EN プロジェクトでのいじめ予防授業に取り組んでいきます。また、デイケンや学校生活アンケートを活用して、子どもたちの心身の健康状態を把握するとともに、学校教育アンケートや、1年間に2回心の元気アンケートを行い、本校の生活指導についての検証を行います。 デジタルシティズンシップ教育の推進のために、i-Padの有効活用をさらに進めるとともに、ご家庭とも連携して子どもたちが良きデジタルの使い手となるように指導していきたいと考えております。 西山田中学校ブロックの各校園(西山田中学校、山田第三小学校、山田第三幼稚園)とも連携しながら、幼小中一貫教育を推進していきます。また、地域の方々との連携も深めていきたいと考えています。本校では、PTAや地域の多くの方が、児童の登下校の見守りや、草花や作物のお世話、授業の支援等をしていただいています。今後とも、本校教育の充実のため、温かいご支援・ご協力をいただきますようお願いいたします。 令和7年4月1日 校長 波田 明代 |