令和5年度のスタートにあたって

                               校長 開 康寿

生徒の皆さん、保護者・地域の皆様、初めまして。令和5年4月より吹田市立第五中学校校長に着任しました 開 康寿(ひらき やすとし)です。

さて、ここ第五中学校では、「自主・自立を目指す生徒」の育成~確かな学力を身につけ、自らを律し、他人を思いやる豊かな心をもって、共に自立を目指す生徒の育成~を、昨年度に引き続き、今年度の学校教育目標に掲げています。

中学校は、入学すれば、交通機関などでも大人料金を請求されるなど、社会ではある意味で大人として扱われます。そして、中学校を卒業することは義務教育を修了することとなり、国や自治体、保護者の方々からの保護の下、無償で教育を受けられる環境からは、無条件に切り離されます。すなわち、何か自分自身でアクションを起こさなければ、卒業後の肩書はなくなるということです。

このように書いてしまうと、大きなプレッシャーを感じてしまいそうですが、大丈夫です。あなた方は、中学校生活の3年間でびっくりするほど成長します。その成長後の姿は紛れもなく、前述の学校教育目標の「自主・自立を目指す生徒」に他なりません。学習や学校行事、部活動等を通じて、五中での学校生活を充実させ、1年後2年後3年後の自身の成長に期待してください。

保護者の皆さま、地域の皆さま、平素は本校の学校教育活動にご理解ご協力を賜り、誠にありがとうございます。今後の中学校生活も楽しいことだけでなく、期待外れだったり、予想外だったりすることもあるでしょう。皆様もご経験がおありだと拝察しますが、多感な時期の中学生は我々が思いもよらないことで大きく揺れたり落ち込んだりします。それでも、1年後、2年後、3年後、より一層成長した彼ら一人一人の、立派な後姿が見られることを信じて、本校教職員一同、学校教育の推進に取り組んでまいります。至らぬ点もあるかと存じますが、ご家庭と地域・学校が同じ方向を向いてお子様たちを導いていけますよう、ご理解・ご協力の程、今年度もよろしくお願いいたします。