2019年 5年生
1学期
豊二米づくり~もみまき~ 5月10日(金)
いよいよ始まった豊二米づくり。5年生がもみまきをして、温室で芽が出るまで育てます。
田んぼを貸してくださる滝川さんをはじめ、たくさんの方が協力してくださる豊二米づくりの学習です。
「もみって何?」「お米って、はじめはこんな風に育てるんだ。」たくさんの発見があったもみまき体験でした。
まずは芽が出るまできちんと水やりをしましょう。次の田植えが、今から楽しみです。
林間学習 5月30日(木)31日(金)
子どもたちにとって小学校生活初めての宿泊学習、「林間学習」に行ってきました。
林間学習でのめあては3つです。
1つ目 野外活動を通して、春の自然を体験する。
2つ目 集団活動を通して、責任と協力、自主的態度を養う
3つ目 友達とともに活動することを通して、集団活動の楽しさを知る。
そして、子どもたちが決めた学年の目標。
「礼儀正しく、協力して楽しい林間学習にしよう。」
初めての宿泊学習、子どもたちには1人1人、役割が当てられています。
寝食を共にする生活班、活動を共にする活動班、それぞれでの自分の役割を意識して、お互いにたくさんの声かけを行っていました。
次の活動を意識して、今何をするべきか考えて行動すること。マナーや礼儀を守ること。
仲間と一緒になって、思いっきり活動を楽しむこと。自分自身を振り返ること。
高学年として、集団で活動する意識が芽生えた2日間でした。
豊二米づくり~田植え~ 6月13日(木)
1か月前に撒いたもみが芽を出し、苗として田植えできるまでに成長しました。
子どもたちは1カ月間、温室に毎日水やりをしに行き、「今日行ったら小さい芽が出てた。」「緑の葉が伸びてきた。」など、嬉しそうに報告をしていました。
いざ田植えが始まると、子どもたちは苗を植えるどころは、泥の中を裸足でまっすぐ歩くことに大苦戦。
こけないように気を付けて、1歩1歩、踏みしめながら歩きます。
やっと場所に着いたら、手渡された苗を1つ1つ丁寧に田んぼに植えていくのですが、「ちょうど良い深さで」「列を意識して」「間隔を均等に」植えるのがまた難しい。
加えて腰をかがめての作業を続けなければなりません。
身をもって、田植えの大変さやむずかしさを感じることのできた学習となりました。
次は稲刈り。苗がどんどん大きく成長する過程を見るのも、また楽しみです。
2学期
運動会~ 9月28日(土)
豊津第二小学校第51回目となる運動会が、開かれました。
天気が不安視された中、午前中少しの雨には降られましたが、午後からは見事に晴天となり、無事にすべてのプログラムを行うことができました。
この1か月間、5年生の子どもたちは、初めての組体操を精一杯練習してきました。
6年生の動き方を見本に、1人技から6人技までの組体操に取り組みました。
5年生がまず苦労したことは、静と動をはっきりさせること。体に力を入れて、ぴたっと止まる。動くときは一斉に動く。これがなかなか難しい。
また、今年度から新しく取り組んだ、フラッグを使った演技。全員の動きが揃うように、何度も確認をしながら練習しました。
できなくて悔しい思いをすることもあった。組体操のペアやグループで気持ちをぶつけ合ったこともあった。相手を信頼して技を成功させられたこともあった。
いろんな気持ちを学んだ1か月でした。演技中の子どもたちの表情は、見ている人にはどう映ったのでしょうか。
6年生に向けて、また大きく成長した、5年生の子どもたちです。
豊二米稲刈り~ 11月日(水)
5月から始めた豊二米作りも、いよいよ終盤です。
田植えから4カ月間、農家の方がお世話をしてくれた稲は、黄金色の稲穂を垂らすようになっていました。
子どもたちは、鎌を使って手作業で稲刈りをしました。
5,6年生はペアになって作業します。まずは6年生が見本を見せ、そのあと5年生が稲を刈ります。
5年生の子どもたちは、始めは鎌をうまく扱うことができず、1束刈るのにも苦労していましたが、コツをつかむとどんどん刈っていきます。
そうして刈った稲をクロスするように重ね、ひもで結んで逆さにし、干しておきます。
結ぶ作業が難しく、5,6年生協力しながら、結んでいました。
また、今回たくさんご協力してくださった保護者の方々からも、たくさん声掛けや手助けをしていただきました。
次は脱穀。豊二米作りのゴールも、もう目の前です。
音楽会 11月29日(金)
夏休みから練習してきた、「U.S.A」と「アラジンメドレー」。
この長い長い練習の集大成を見せるときが、やってきました。
運動会が終わった次の週から、子どもも大人も気持ちを切り替えて臨みました。
給食が食べ終わったらリコーダーを吹き、休み時間は楽器の自主練習に励みました。
きれいな声ができるように、時間があれば歌い、音楽会実行委員の子どもたちは、3クラス合同合唱の練習日を決めて、担任と他の子どもたちに声をかけていました。
「どんな姿を、音楽会で見せたいか。」自分たちで考え、声を掛け合いながら頑張っていました。
「U.S.A」では、合いの手や手拍子を入れ、体育館全体がノリノリになりました。
「アラジンメドレー」では、5分以上にもなる曲の暗譜を行い、曲ごとに変わるテンポに気をつけて、最後まで演奏しきりました。
「合唱 テントウムシ」では、高音と低音のきれいなハーモニーで、声の強弱で迫力を出して歌いました。
ここまでの練習の成果が、よく表れた発表となりました。
来年は最高学年。どんな姿を見せてくれるのか、楽しみになった音楽会でした。
豊二米収穫祭~ 12月9日(月)
5月から行ってきた米作り。最後は収穫祭にて、お手伝いいただいた方々(瀧川さんと、お手伝いいただいた保護者の方々)に感謝の気持ちを込めて、手紙と歌の贈り物をしました。
その日の給食には、新米「豊二米」がでました。収穫祭に来られたみなさんにも、食べていただきました。
5年生の子どもたちは一足先に、調理実習にて味わいました。
初めてお鍋でお米を炊いた子どもたち。「自分たちが関わったお米を、焦がすわけにはいかない!」と、一生懸命火加減を調整していました。
炊けたお米はとてもおいしかったようで、笑顔で頬張る姿が見られました。
能体験 10月~11月
10月・11月に、能体験がありました。2時間ずつ、全3回行いました。
1回目は、楽器について学びました。
まず「能楽」について、歴史を交えたお話をしてもらいました。世界で最も長い間受け継がれてきた「伝統芸能」であることに、子どもたちも驚いた様子でした。
能楽における楽器の役割などのお話を聞いた後は、実際の演奏を聴きました。迫力のある笛の音、大小さまざまな太鼓、独特な発声に、子どもたちはじっと聞き入っていました。
その後の楽器体験では、なかなかきれいに音の鳴らない楽器に苦戦しつつ、積極的に体験に取り組む姿が見られました。
2回目は、「舞」について学びました。
能楽で、役者の方がつける「能面」。能面1つ1つに設定があることを知りました。
人であれば、どれくらいの年齢で、どんな気持ちを表しているのか。人ではないものにはどんな面があるのか・・・。
聞いていて、大人も「なるほどなぁ。」と思うような、お話がたくさんでした。
子どもたちは、実際に能面をつけてもらったりしながら、楽しんで話を聞いていました。
そのあとは、役者の方の着付けがありました。何枚もの衣装を、1つ1つ丁寧に着付けていきます。
衣装の色や柄1つにも意味があり、能楽の伝統芸能たる所以を感じる回でした。
最後は、実際の「舞」を見た子どもたち。能楽の世界観に飲み込まれ、食い入るように鑑賞していました。
3回目は、能楽の1種である、「狂言」について学びました。
まず、狂言と能との違いを教えてもらった子どもたち。狂言では、人を演じる時には、基本的にはお面をつけない・・ということに、1番驚いていました。
狂言でお面を使うのは、人ではないものを表すとき・・・ということで、これは何を表す面なのか、クイズがありました。子どもたちは大盛り上がりです。
今回も、面をつけさせてもらい、大満足の子どもたち。
最後は、実際の狂言を見せてもらい、登場人物の行動の滑稽さを笑いながら楽しんで、鑑賞していました。
3学期
3学期 マラソン大会
2月の末に、マラソン大会を行いました。
子どもたちは1カ月間、朝・業間・昼休みに走り、廊下に張り出された「がんばりま表」に記録を残していきました。
学校全体で取り組んだマラソンタイムと、体育の授業でのマラソンも周数にいれてOKという条件のもと、毎日コツコツ走った子どもたち・・・。
クラスごとに合計数を競っては、互いに声をかけながら取り組んでいました。
当日は緊張する空気が流れる中、女子の部からマラソン大会を行いました。
走る距離は2kmです。
一生懸命走る姿に、応援する男子の声にも熱が入ります。
男子も1人1人が自分のペースを考えながら必死に走り切りました。
最後は校長先生から、マラソン大会の上位3名とがんばりま表の上位3名が表彰されました。
もうすぐ6年生。1人1人が自分と向き合い、仲間と声を掛け合って、頑張ってほしいです。