いじめ根絶に向けた吹田市教育委員会メッセージ 〜 いじめは絶対に許さない! 〜
平成23年10月、大津市で中学生が自らの命を絶つという痛ましい事件が発生し、事件後、その背景にいじめがあったと報道されています。本市教育委員会といたしまして、あってはならないことであると認識しております。
各学校では、日頃より「いじめにつながる芽は、どの学校でも、どの子どもにも生じ得る」という強い危機意識を持ち、教職員が子どもたちの表情や服装の変化等、子どもたちの発するサインをいち早く察知していくことがいじめの根絶にとって大変重要であると考えています。 例えば、労働災害に関連した経験則として「ハインリッヒの法則」があります。これは、一つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には 300ものヒヤリあるいはハットする事例があるというものです。このヒヤリ・ハットすることは、いつでも、どこでも起こりうるものであり、この初期の段階 で適切に対応して事故につながる芽を摘んでいくことが重大事故を未然に防ぐ上で非常に重要になってきます。 いじめについても同様で、教職員は子どもたちとのより一層の信頼関係を築き、子どもたち一人ひとりの様子を今まで以上にしっかりと見つめるとともに、い じめにつながるような小さな事例について一つも見逃すことなく、教職員全体でさらには市内の学校全体で共有して、いじめ根絶に向けての取組を行って参りま す。 このような取組がうまく機能するためには、ご家庭との連携が不可欠です。今までも、各学校それぞれがご家庭との連携には工夫を凝らしてきましたが、より 一層の緊密な連携を実現するため、子どもについて情報交換を密にし、学校とご家庭が同じ目線、同じ方向で歩んでまいります。 また、子どもたち自身に、「いじめはするだけでなく、いじめをはやしたてたり、見て見ぬふりをしたりする行為も許されない」という認識を持たせることも 重要です。そこで、「優しさ」や「思いやり」を育む心の教育や道徳教育を充実し、「いじめは絶対に許さない!」という意識を子どもたちにしっかりと持って もらうよう努めて参ります。 このように、家庭と学校、教育委員会が力を合わせ、「いじめは絶対に許さない」という強い気持ちを持っていじめの未然防止や早期発見・解決に取り組んでまいりますので、よろしくご理解とご協力をお願い致します。
「保護者の皆様へ」
子どもは、いじめる側になることも、いじめられる側になることもあります。 「子どもたちへ」
吹田市の教育相談連絡先
※ いじめの相談は以下のダイヤルで受け付けております。
|